Google Geminiを使ってみた感想
最近、仕事や日常生活で生成AIを使う機会が増えてきました。これまでは主にChatGPTを使っていたのですが、Googleが提供しているGeminiも気になっていたので、実際にいろいろ試してみることにしました。
最初は「どの生成AIも似たようなものでは?」と思っていましたが、使ってみると便利だと感じる場面もあれば、思ったような回答が得られない場面もありました。
今回は、私がGeminiを使ってみて便利だったこと、少し困ったこと、今後も使いたいと思った理由などを、実際に試した流れに沿って紹介したいと思います。
最初に試したのはメールの文章作成
Geminiを使い始めて、最初に試したのが仕事のメール作成でした。
普段からメールを書く機会が多いのですが、特に取引先への連絡やお願いごとのメールは、言葉遣いを考えるのに時間がかかります。
そこで、Geminiに「取引先に打ち合わせの日程変更をお願いするメールを作成してください」と入力してみました。
すると、数秒ほどで件名から本文まで、きちんとしたビジネスメールを作成してくれました。
文章自体は自然で、敬語も丁寧です。自分で一から考えるより、かなり早くメールの形ができたことに驚きました。
ただ、最初に出てきた文章は少し堅苦しい印象でした。
普段からやり取りしている相手に送るには、丁寧すぎる気がしたので、「もう少し親しみやすい表現にしてください」と追加でお願いしてみました。
すると、今度は程よく柔らかい文章に変わりました。
このとき便利だと思ったのは、最初から完璧な指示を考えなくても、会話をしながら文章を調整できることです。
最終的には自分で少し修正しましたが、メール作成にかかる時間を短縮できました。
特に、文章の書き出しで悩んでしまう人には便利だと思います。
ブログ記事のアイデア出しにも使ってみた
次に試したのは、ブログ記事のアイデア出しです。
私は時々、趣味や日常生活について文章を書くのですが、何を書こうか迷ってしまい、パソコンの前で手が止まることがあります。
そこでGeminiに「日常生活をテーマにしたブログ記事のアイデアを10個考えてください」とお願いしてみました。
すると、家事の時短方法、休日の過ごし方、節約の工夫、便利なサービスの紹介など、いろいろなテーマを提案してくれました。
その中で「休日を充実させる小さな習慣」というテーマが気になったので、記事の構成も考えてもらいました。
見出しや文章の流れが整理されていて、これなら書き始めやすそうだと感じました。
ただし、実際に文章まで作成してもらうと、少し気になる点がありました。
内容はきれいにまとまっているのですが、どこか一般的で、誰が書いても同じような文章になってしまう印象があったのです。
例えば、「朝の時間を有効活用しましょう」「適度な運動を取り入れましょう」といった内容は間違っていませんが、それだけでは自分らしい記事にはなりません。
そこで、自分が休日に早起きして散歩したときの話や、実際に感じたことを追加してみました。
すると、最初の文章よりもずっと自然になりました。
この経験から、Geminiに記事を全部任せるより、アイデアや構成を考える段階で使うほうが、自分には合っていると思いました。
長い文章を整理してもらったら予想以上に便利だった
個人的に特に便利だと感じたのは、長い文章の整理です。
ある日、仕事で打ち合わせのメモをまとめる必要がありました。
メモには決定事項だけでなく、途中で出た意見や確認事項も混ざっていて、読み返しても内容を把握するのに時間がかかる状態でした。
そこで、個人情報や社外秘の内容を取り除いたうえで、Geminiに文章を入力し、「決定事項、今後の課題、次回までにやることに分けて整理してください」とお願いしました。
すると、バラバラだった情報が項目ごとに整理され、とても読みやすくなりました。
特に便利だったのは、自分では見落としていた確認事項を見つけやすくなったことです。
もちろん、元のメモと照らし合わせて確認する必要はありましたが、最初から自分で整理するより負担が軽くなりました。
一方で、少し困ったこともありました。
曖昧な書き方をしていた部分について、Geminiが内容を推測して、はっきり決まったことのようにまとめてしまったのです。
実際には「検討する」という話だったのに、「実施する」という意味に受け取れる表現になっていました。
このまま仕事で使っていたら、誤解を招いていたかもしれません。
便利だからこそ、出力された文章をそのまま信用するのではなく、最後は人間が確認する必要があると感じました。
画像を使った質問も試してみた
文章以外の使い方も気になったので、画像を使った質問にも挑戦してみました。
試しに、自宅にあった手書きのメモをスマートフォンで撮影し、Geminiに内容を整理してもらいました。
文字が少し雑だったので、きちんと読み取れるのか心配でしたが、大部分は正しく認識してくれました。
箇条書きで書いていたメモを、読みやすい文章に直してくれたのも便利でした。
ただ、一部の文字は違う言葉として認識されていました。
人間でも読みにくい文字だったので仕方がない部分はありますが、画像を読み取れるからといって、必ず正確とは限らないようです。
それでも、写真を見せながら質問できるのは面白いと感じました。
今後は、説明書の内容を確認したいときや、紙に書いたアイデアを整理したいときにも活用できそうです。
使っていて少し困ったこと
Geminiを何日か使ってみて、便利さを感じる一方で、気になる点も出てきました。
一番気になったのは、回答が自然すぎて、間違っていても気づきにくいことです。
例えば、あるテーマについて調べものをした際、Geminiが具体的な情報を交えながら説明してくれました。
最初は納得していたのですが、念のため公式サイトで確認すると、一部の内容が正確ではありませんでした。
文章がしっかりしていたので、確認しなければそのまま信じていたと思います。
また、質問の仕方によって回答の質がかなり変わることも感じました。
「おすすめを教えて」とだけ入力すると、ありきたりな回答になることがあります。
一方で、「初心者向け」「費用をかけずに」「具体例を交えて」など、条件を追加すると、自分が求めていた内容に近づきました。
最初のうちは、思った回答が得られないと「Geminiはあまり役に立たないのかな」と感じることもありました。
しかし、何度か使ううちに、質問の内容を少し変えるだけで回答も大きく変わることが分かってきました。
AIに何をお願いしたいのか、自分の考えを整理することも大切なのだと思います。
ChatGPTと比べて感じたこと
これまでChatGPTを使うことが多かったので、Geminiを使いながら自然と比較することもありました。
正直なところ、今回試したメール作成や文章の要約では、どちらも十分便利だと感じました。
同じ質問を入力しても、文章の雰囲気や説明の順番が少し違うことがあり、その違いを見るのも面白かったです。
あるとき、ブログのタイトル案を両方に考えてもらったところ、Geminiから出てきた案のほうが自分の好みに合っていました。
反対に、別の文章を修正してもらったときは、ChatGPTの回答のほうが使いやすく感じました。
もちろん、これは私が試した範囲での感想です。
質問の内容や指示の仕方によっても結果は変わるので、どちらが優れていると簡単には決められないと思います。
今は、一つのAIにこだわらず、必要に応じて両方を使うのもよいのではないかと考えています。
実際に使ってみて変わったこと
Geminiを使い始めてから、自分の作業の進め方にも少し変化がありました。
以前は、文章を書くときに最初から完成形を目指そうとして、なかなか手が進まないことがありました。
しかし今は、まずGeminiに大まかな案を作ってもらい、それを見ながら自分の考えを整理することが増えました。
不思議なことに、何もない状態から考えるより、AIが作った文章を見て「ここは違う」「もっとこうしたい」と修正するほうが、アイデアが浮かびやすいのです。
また、ちょっとした疑問でも気軽に質問できるため、分からないことをそのままにする機会が減った気がします。
もちろん、何でもAIに任せるつもりはありません。
自分の意見や体験までAIに作ってもらっては、文章を書く楽しさがなくなってしまうからです。
あくまで自分の作業を手伝ってくれる存在として使うのが、ちょうどよい距離感だと思っています。
まとめ
今回、Google Geminiをいろいろ試してみて、想像していた以上に便利な場面が多いと感じました。
特に、メールの下書き、ブログのアイデア出し、長文の整理などは、これからも積極的に活用したいと思っています。
一方で、回答が必ず正しいわけではないことや、指示の仕方によって結果が変わることも実感しました。
最初は「AIが何でもやってくれる」という期待もありましたが、実際に使ってみると、上手に活用するには自分自身の判断も必要だと分かりました。
個人的には、Geminiは「自分の代わりに考えてくれるもの」というより、「一緒に考える相手」に近い存在です。
ちょっとした相談をしたり、文章のヒントをもらったり、考えを整理したりするだけでも、十分に価値があると思います。
